@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00001072, author = {田中, 宏明 and TANAKA, Hiroaki}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は、パワー・ポリティクスの国際紛争解決を批判し、ニーズ・ポリティクスの国際紛争解決を提唱することである。パワー・ポリティクスの国際紛争解決は、利益と利益の対立するパワー・ポリティクスの世界を仮定している。パワー・ポリティクスの国際紛争解決は、利益の対立から紛争が生じると捉え、紛争を仲介によって解決しようとする。しかし、仲介による紛争解決は、どちらかが勝つか負けるかというゼロ・サムの紛争結果をもたらす。その結果に紛争当事者の一方または双方が満足しない。ニーズ・ポリティクスは、利益の対立という仮定がリアリティのない考えであることを論証し、パワー・ポリティクスの国際紛争解決を批判する。ニーズ・ポリティクスは、人間の基本的ニーズ理論に基礎をおき問題解決的に紛争を解決しようとする。ニーズの充足の失敗とその脅威が紛争の原因となり、紛争当事者のニーズと脅威に取り組む努力が、ニーズ・ポリティクスの国際紛争解決である。紛争結果は、紛争当事者双方がニーズを満たすという意味でどちらも勝利するポジティヴ・サムな結果になる。紛争解決が紛争当事者間の持続可能な関係の構築にあるならば、パワー・ポリティクスではなく、ニーズ・ポリティクスに基づく紛争解決が必要なのである。}, pages = {179--198}, title = {国際紛争解決の政治学-パワー・ポリティクスとニーズ・ポリティクス-}, volume = {6}, year = {1999}, yomi = {タナカ, ヒロアキ} }