@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00001410, author = {梅津, 顕一郎 and UMEZU, Kenichiro}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {本稿は、社会学的若者文化論の理論枠組みに関する再考の一試みである。若者・青年層をめぐる社会的課題に対する社会学的議論の有効性ついては、今日においてもなお失われていないと考えられる。例えばコロナ禍における「失われた大学生の日常」問題のように、社会学的視座が問題発見や議論の活性化に少なからぬ効力を発揮しうる今日的重要課題は、決して少なくない。しかしながら、その議論の全体像を展望してみると、ディシプリンとしてのまとまりが十分に形成されているとはいえず、こうした社会的課題に対して、アカデミックな立場からの貢献を充分に果たし切っているとはいいがたい側面もある。  他方、かつて若者文化論の中軸をなしてきた、所謂消費文化論については、一時期ほどの盛り上がりは無いにせよ、今日もなおジャーナリズム、アカデミズム等によって取り上げられ続けている。しかしそれらの議論潮流をより俯瞰的に見るならば、かつて若者の特質として語られてきた文化スタイルの世代的拡散や、消費文化の多様化等もあり、社会学的若者論に対する有効な理論装置としての役割は果たせていない状況にあると言って良い。  こうした状況を受け、本稿では、若者の消費文化に関する議論のなかでも、特に1980年代以降本格化してきた記号的価値( 含: シミュラークル) の消費に関する議論に焦点を当て、その時代史的俯瞰を通じて概念的な問題点を抽出し、理論の再編成と精緻化に向けた課題を導き出す。, 6, P, 論文, Article}, pages = {53--66}, title = {社会学的若者論に於ける消費文化論的視座の再考 ~シミュラークルの消費を中心に~}, volume = {29}, year = {2022}, yomi = {ウメヅ, ケンイチロウ} }