@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00000617, author = {田中, 宏明 and TANAKA, Hiroaki}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {冷戦後米国は唯一の超大国といわれる。しかし、米国はたんなる唯一の超大国ではなく、単極システムを形成する単極国家である。単極国家とは基本的に覇権国か帝国のどちらかである。単極国家としての米国のグランド・ストラテジーには、覇権主義、穏健な国際主義、帝国主義、そして新孤立主義という四タイプがある。これらのグランド・ストラテジーはパワー・ポリティクスに基づくものである。パワー・ポリティクスの世界では、安全保障のディレンマが生じるだけではなく、安全保障の手段であるパワーによる安全確保が逆に安全保障の目的である国民の諸価値を犠牲にする。これが安全保障のパラドックスである。特に、ジョージ・W・ブッシュ政権の帝国主義的なグランド・ストラテジーは、安全保障のディレンマを引き起こし、そして米国自身の安全をも蝕む。帝国主義以外のグランド・ストラテジーにもそれぞれ問題があるために、パワー・ポリティクスに代わる安全保障政策が必要である。}, pages = {109--129}, title = {アメリカのパワーと安全保障 -超大国・覇権国・帝国-}, volume = {11}, year = {2004}, yomi = {タナカ, ヒロアキ} }