@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00000634, author = {田中, 宏明 and TANAKA, Hiroaki}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {本稿はなぜそしていかに平和を平和的方法で構築できるかについての理論的研究であり、そして平和的ではない「平和構築の方法」の批判である。平和を暴力の否定と捉え、暴力を人間の基本的ニーズに対する回避できる傷害と考えるならば、平和を直接的暴力と構造的暴力の否定としてだけではなく同時に人間の基本的ニーズの充足としても定義できる。平和をこのように定義するならば、平和構築の方法にも、直接的暴力と構造的暴力を否定する消極的アプローチと人間の基本的ニーズを充足する積極的アプローチとがあると考えられる。消極的アプローチには、直接的暴力を否定し消極的平和を実現する非暴力的安全保障と構造的暴力を否定し積極的平和を実現する非暴力的開放がある。積極的アプローチには、消極的平和を実現する紛争解決と積極的平和を実現する発展がある。消極的アプローチによる直接的暴力と構造的暴力の否定は人間の基本的ニーズを充足することになり、逆に、積極的アプローチによる人間の基本的ニーズの充足は直接的暴力と構造的暴力を否定することにつながる。消極的アプローチと積極的アプローチは相互補完関係にある。}, pages = {133--144}, title = {平和構築の方法 -理論的枠組み-}, volume = {8}, year = {2001}, yomi = {タナカ, ヒロアキ} }