@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00000657, author = {川瀬, 隆千 and KAWASE, Takayuki}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {情動はその最初のインパクトが過ぎ去った後でも強い残効を示し、回避しようと試みても、否定的情動や思考、記憶が繰り返し意識に浮上する(精神的反芻)。また、情動を経験した人は、その経験や関連する感情を他者に話す傾向がある(情動の社会的共有)。本研究では、人々がネガティブな情動的経験(悲しみ、怒り、羞恥)を他者に語る理由について検討した。質問紙調査の結果、人々がネガティブな情動経験を他者に語るのは、第1に「気持ちをすっきりさせたい」、「不安を解消したい」と言った「自分自身の不安定な状態を解消するため」という理由(信念の回復)であり、第2に「気持ちを知ってほしい」、「同意してほしい」など「自分のことを理解してもらったり、受け入れてもらうため」という理由であった(理解と受容)。このような結果から、人々は個人の認知的な問題を解決するために、対人的な関係を求めており、相手から理解され、受容されるという経験を通して、自らの信念を再構築しようとしている可能性が示唆された。}, pages = {135--149}, title = {感情を語る理由:人はなぜネガティブな感情を他者に語るのか}, volume = {7}, year = {2000}, yomi = {カワセ, タカユキ} }