@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00000800, author = {倉, 真一 and KURA, Shinichi and 長谷川, 司 and HASEGAWA, Tsukasa}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {本稿は、1931(昭和6)年に運行を開始した宮崎バス(現在の宮崎交通)の旅行者向けリーフレットを主な資料として用い、宮崎という地方社会におけるバス・ツーリズムの形成と変容に関して、戦前期から戦後復興期に至る時期について考察したものである。リーフレットのタイトルや表紙デザイン、記載内容等の分析により、以下のことが明らかとなった。第一に、リーフレットにみられる旅の概念が、「名勝」「名所」の「遊覧」という枠組から、「参宮」と「観光」という枠組に変容していった。第二に、こうした旅概念の変容の背景に地方社会の近代化=観光化があり、戦時体制下における聖蹟観光のブームに対応する形でルート変更や「参宮バス」への名称変更が行われた。第三に、新たな旅概念としての聖蹟観光は、ツーリズムとマスメディアの複合体を通じて新たな郷土意識を醸成し、1940(昭和15)年の時点で、宮崎における戦後観光を構成することになった諸要素(神話、南国、ローマンスとしての恋愛や結婚など)がリーフレット上にほぼ揃っていた。第四に、戦前期すでに現れていた新しい観光要素や郷土意識が、戦後社会の文脈に適応することで形を変えながら、昭和20年代の戦後復興期のリーフレットに引き継がれていったのである。}, pages = {53--78}, title = {宮崎の旅路はバスに乗って 昭和戦前期および戦後復興期における宮崎バス(宮崎交通)リーフレットの考察}, volume = {21}, year = {2014}, yomi = {クラ, シンイチ and ハセガワ, ツカサ} }