@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00000806, author = {大賀, 郁夫 and OHGA, Ikuo}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {中世以来南九州に広く普遍的に存在した門は、家父長制的構造を持つ農民の存在形態であり、領主による貢租徴収単位であった。近世期の門に関しては、薩摩藩を中心に数多くの研究成果があるが、日向諸藩の門についての研究は、史料的制約もあり地域的偏りがあるのが現状である。特に近世初期の門に関する史料は乏しく、延岡藩領臼杵郡高千穂郷や飫肥藩那珂郡の門の研究があるのみである。本稿では、近年宮崎郡細江村で確認された慶長期の検地帳の分析を行い、近世初期の宮崎郡の門について明らかにした。第一章では延岡・飫肥両藩の慶長期の史料から、臼杵郡高千穂郷では門単位で完結していた耕地名請けが、門を超えて入り組みが始まりかけていたこと、那珂郡では相当の入り組みが盛んであったことを明らかにした。また第二章では宮崎郡の門について、慶長期の時点ですでに門単位で完結する経営体としての姿を喪失しており、広範な耕地の入り組みをみせる行政村としての性格が強くなっていたこと、これ以降万治内検を機に鬮帳が作成されて新たな土地制度が導入されていくことなどを明らかにした。}, pages = {1--22}, title = {近代初期における日向国宮崎郡の「門」―延岡藩領宮崎郡細江村を対象に―}, volume = {21}, year = {2014}, yomi = {オオガ, イクオ} }