@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00000818, author = {福田, 稔 and FUKUDA, Minoru}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {母語としての英語獲得の初期段階にある子どもは、持ち主と物との所有関係を表すのに属格人称代名詞(genitive personal pronoun)を用いて持ち主を表すのに、普通名詞や固有名詞には属格'sを付けずに表す。この事実を説明するために最近の研究から次の2つを前提とする。第一に、名詞句に節構造に対応する左周辺部(Left Periphery)があり、節構造も名詞句構造も3つの階層に分かれる。第二に、3つの階層構造はそれぞれ対応するインターフェイスで解釈を受ける。これらを基に本稿は3つの仮説を提案する。(ⅰ)統語領域XP(左周辺部)の解釈をするインターフェイスは、XPより下位の統語領域YPに付加された要素も解釈する。(ⅱ)ある範疇Xが獲得されていない段階でも、子どもは既に付加構造を獲得しているので、XPがなくても下位のYPへの付加要素をXPのためのインターフェイスで解釈する。(ⅲ)その範疇Xが獲得されると、YPへの付加要素をXの指定部として再分析し、XPのためのインターフェイスによって解釈するようになる。本稿の提案は、現代英語において所有属格を表すDPは名詞句内部の話題(topic)であるという分析と一致する。また、3種類の属格名詞(主格属格、所有属格、時間名詞属格)の名詞句内部での統語位置と属格'sの投射に関する相違は、英語獲得の過程の名残であると論じる。}, pages = {173--189}, title = {英語の属格の獲得について}, volume = {20}, year = {2013}, yomi = {フクダ, ミノル} }