@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00000836, author = {中別府, 温和 and NAKABEPPU, Harukazu}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {小論の目的は、メキシコの低地マヤ・ユカテカの一カトリック村落マニにおける宗教的文化統合のあり方を、空間感覚という視点から解明することである。宗教的文化統合は仮説的概念である。「宗教が文化の中心に位置していて、その文化のある部分を濃く、ある部分を弱く色づけている」と仮説的に考えて、社会を調査し分析していくために作成されている。この仮説に立つことによって、宗教現象の諸特性を時間感覚、空間感覚、社会構造、政治経済的態度などの視点から具体的に分析し、個人的断面と集団的断面の両面において、宗教現象の科学的解明を試みる。本稿では、1983年以来、マニにおいて実施してきている空間感覚の調査研究の最終段階として、有意味写真の構成方法ならびにそれに関連する仮説的見解と調査方法を提示し、空間感覚分析の序論的考察を行った。具体的には、有意味写真を使用した調査を行うにあたって、最初に、考古学と歴史学の史資料を使用して、低地マヤの一カトリック村落マニに関係するマヤ的な空間構造の一側面を提示し、次に、その古代マヤ的な要素はスペイン人征服後のヨーロッパ的・カトリック的要素と混在し複合しつつ存続してきている実態を提示し、それらの考察を踏まえて、空間感覚を個人レベルで抽出する具体的方法を提示した。有意味写真を使用した空間感覚に関する調査結果を、これまで蒐集してきた説話伝承、社会構造、儀礼慣習の領域での空間感覚に関する調査結果と総合することによって、全体としての空間感覚をより厳密な内容にしていく。}, pages = {79--106}, title = {メキシコ低地マヤ地域におけるカトリック的宗教文化統合の実証的研究-マヤ・ユカテカのカトリック村落マニの空間感覚分析のための序論的考察-}, volume = {19}, year = {2012}, yomi = {ナカベップ, ハルカズ} }