@article{oai:miyazaki-mu.repo.nii.ac.jp:00000994, author = {福田, 稔 and FUKUDA, Minoru}, issue = {1}, journal = {宮崎公立大学人文学部紀要, Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities}, month = {Mar}, note = {文の意味は命命題とモダリティに大別されるが、本稿ではモダリティに関して、「命題に対する話し手の心的態度は一様ではなく段階がある。その段階に応じて言語表現が選択される」という認知意味論的仮説を提案する。そして、この仮説の妥当性を検証するために、日本語と英語の事例を考察する。本稿ではまず、モダリティに関する中右(1994)と日本語記述文法研究会(2003)の2つの分析を概観する。その分類に基づいて、具体的には、日本語のモダリティ表現「~しよう」「~して(も)いい」を含む事例と、英語の法助動詞の認知的用法を考察し、類似した表現や語句の使い分けに、話し手の心的態度が密接に関わっていることを示す。この仮説から、話し手の心的態度が言語表現化される過程は、心的態度の段階がアナログ的に示される表示のレベルと、それに基づいて適切な言語表現が選択される計算の2段階に分けることで説明が可能となる。議論の過程では言語学の専門用語を極力押さえた形で説明がなされるので、本稿の成果は第2言語教授の現場に応用できることが期待される。}, pages = {275--292}, title = {話し手の心的態度の言語表現化について}, volume = {13}, year = {2006}, yomi = {フクダ, ミノル} }